企業研究をやる意味は?簡単なやり方とポイント【初心者】

「舞台関係の仕事に就きたい」と思った時、まず最初に何をしますか?

企業の採用ホームページを見に行ったり、思い浮かぶ企業をリストアップしたり、どんな職種があるか調べたり…。方法はそれぞれだと思いますが、まずやっておきたいのが「企業研究」です。

「企業研究」と聞くと、何やら難しい印象を受けますが、やることはいたって明確。どのような企業か知り、自分の働くイメージとすり合わせをしていくことです。

あきかん

私は企業研究をせず、気になる企業を片っ端から応募したため、就職活動で苦戦しました…

今回は「企業研究」をやる意味、簡単なやり方、そしてポイントについてまとめます。

「企業研究」は、企業と自分の相性を知るために、やる!

「企業研究」は、企業と自分との相性を知るためにやります。

企業の情報ばかりを集めがちですが、片っ端から情報を集めたところで、不必要に情報が集まるだけ

「企業研究」において重要なのは、いかに企業と自分を結び付けて考えられるかです。

やみくもに調べる前に、まずは自分がどのように働きたいかを洗い出しましょう。

自分の仕事観をまとめる

「こういう風に仕事をしたい」とイメージはできても、いざ言葉にしようとすると、なかなか難しいもの。

簡単で構わないので、これらのポイントを整理し、言葉にしておきましょう。

ノートに書きこんでも良いですし、スマホのメモ帳アプリに入力しても良いですね。

  1. 業界(エンターテイメント、放送、出版など)
  2. 業界を選んだ理由(舞台関係の仕事をしたいから など)
  3. 職種(接客、営業、事務など)
  4. 勤務形態(平日9~18時勤務・土日祝休みなど)

この他に雇用形態、給与、勤務地、福利厚生など、検討したい項目はたくさんありますが、細かい項目は企業が絞られてきた時の比較材料として見れば大丈夫です。

まずは4つのポイントをハッキリさせておきましょう。

また、職種においては「B to B(企業間取引)」と「B to C(一般消費者取引)」のいずれなのかを理解しておくとベターです!

あきかん

私は自分が接客などの「B to C」に向いていると思っていましたが、後々「B to B」が向いていると気付きました!

企業の特徴を押さえる

自分の仕事観が見えてきたら、企業研究に入ります。

多くの場合、設立年、資本金、売上高などを調べるよう言われますが、私の考えでは、これらは二の次で大丈夫です。

企業の特徴を知る上で押さえておきたいポイントは、次の2点です。

  1. 企業理念:会社の根幹となる考え方・価値観
  2. 事業内容:会社が取り組んでいる仕事内容

何を目指す企業で、何をやっている会社なのか。この価値観が自分の仕事観と合わなければ企業研究を深めても意味はありません

これら2点に焦点を当て、「自分の価値観と合う企業なのか」、「自分が尊敬する考え方なのか」、「この会社に所属したいと思えるか」などを整理していきましょう。

求人サイトで「生の声」を知るのは難しい

「自分の仕事観」と「企業の価値観」が分かったところで、具体的に企業を調べにいきます。

早速求人サイトに登録して、興味のある業界の企業を1つずつ調べるのも良いですが、求人サイトでは、なかなか「働いている人の生の声」に触れることができません。

「生の声」があったとしても、表向きに書かれていることが多く「実際のところ」まで深く知ることは難しいのが現状です。

そこで活用していただきたいのが「転職会議」です。

会社の評判をみられるサイト「転職会議」

転職会議」は「転職総合サイト」で、特に「口コミ」の閲覧ができることで有名です。

口コミに加え、企業情報やリアルな年収もチェックできるため、企業研究に慣れていない方にとっては、非常に便利なサイトです。

また求人を掲載している場合もあるため、企業研究をする過程で、気になる企業に応募することもできます。

実際に働いている人の、企業に対する評価はどんな感じなんだろう?」と、話を聞きに行く感覚で使ってみましょう。

「転職会議」のメリット・デメリット

リアルな情報を入手できるメリットがありますが、辛辣な書き込み、企業の評価を落とすために書かれた書き込み、信ぴょう性が低い書き込みも存在します。

口コミは鵜吞みにするのではなく、参考として捉えるようにしましょう。

メリット

転職会議」のメリットは、企業のリアルを知ることができることと、求人検索ができることです。

企業の口コミが見られる

口コミで「企業のリアル」に触れておくことは、企業に対して高望みすることなく、自分の仕事観とすり合わせすることに繋がります

自分がイメージしていたよりも古い体制の会社であることが分かったり、待遇がしっかりしていることを確認できたりと、知らない一面を知るきっかけになります。

転職会議」は、転職に関する国内最大級の口コミ情報を閲覧できるサイトです。

  • 転職口コミ情報数:約445万件(国内最大級!)
  • 会員数:約980万人(たくさんの口コミが集まる理由!)

※2024年3月時点

情報量が多いと、隅から隅までチェックしたくなりますが、会社も日々変化を遂げるものなので、口コミはなるべく直近のものを見るようにしましょう。

口コミは専任チームがチェックしている

口コミは、企業に所属している人が憂さ晴らしに書き込んだり、企業の評価を落とす目的に書き込んでいるケースも考えられます。また、ウソの口コミを投稿している可能性もあります。

そこで「転職会議」では、口コミの信憑性を高めるため、システムと併行して専任チームでのチェックを全件行っています。

ただ、チェックが行われているからといって、全てが真実とは限りません。口コミは1つの情報として扱えるかどうかが重要です。鵜吞みにしすぎないよう、十分に気を付けましょう。

求人検索もできる

転職会議」は「口コミサイト」のイメージが強いので、求人が掲載されていることを知らない方も多いかもしれません。

求人情報ページでも、企業の口コミが見られるので、判断基準を持って応募することができます。

求人を検索する際の項目は次の3つです。

求人検索 項目
  1. 職種
  2. 勤務地
  3. 業界

自分の仕事観を整理する際「職種」や「業界」はある程度絞っていると思うので、このいずれかで仕事を探すのが効率的です。

なお「転職会議」に掲載されている求人は、大きく分けて2種類あります。

  1. 独自の求人票
  2. 大手転職サイトの転載

「大手転職サイトの転載」の場合、応募時に該当のサイトへの登録が必要です。応募したい企業が定まってきたら、各種サイトに登録をして、応募していきましょう。

デメリット

転職会議」のデメリットは、口コミの閲覧制限にあります。

登録すればいつでも自由に見られるわけではないため、計画的に活用することをオススメします。

口コミを見るには、会員登録が必要 ※閲覧期限あり

口コミを見るためには、会員登録(無料)が必要です。

登録が完了すれば口コミを見ることができますが、2つの制限があります。

  • 閲覧期限:48時間
  • 口コミ件数:各企業、上から10件のみ

見られる期間・件数が限られているため、早まって登録することはオススメしません

転職会議」への登録は、企業研究の意味を理解し、仕事観を明確にしてからにしましょう。

なお、気になる企業を、事前にリストアップしておいても良いですね。

口コミを沢山見るには、口コミの投稿が必要 ※閲覧期限あり

「各企業10件ずつの口コミでは物足りない…」という方は、自分で1件以上の口コミ(150文字以上)をすることで、全ての口コミを見ることができるようになります。

しかし、全ての口コミを見るにも閲覧期限があり、30日間です。

口コミは「多く見れば良い」というものではありません。むしろ、多く見れば見るほど、翻弄されてしまいがちです。

また口コミを投稿することによるデメリットもあります。

転職会議」は基本的に、口コミの削除は受け付けていません

口コミ見たさで投稿した自分の口コミに、企業からクレームが入ることもあり得ます。

よほどの理由がない限り、口コミは会員登録後、48時間以内で見ることをオススメします。

あきかん

企業研究の目的は「口コミを見ること」ではありません!口コミを見続けることは、精神衛生上良くない場合もあるので、期限を決めて確認し、就職活動に進みましょう。

転職会議」への会員登録は、次の2つの情報があれば完了しますが、登録後、職務経験を入力することになります。

正社員の情報だけでなく、アルバイト情報も含みますので、アルバイト経験のある方は、企業名などを事前に整理しておきましょう。

登録時に必要な情報
  • メールアドレス
  • パスワード
  • 職務経験

企業研究をする上で「転職会議」でうまく情報を取り入れながら、就職・転職活動を効率的に進めていきましょう。

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